ER11-19 "Ruby Redux"
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心臓疾患で運ばれて来た85歳のルバドゥー氏。カウンティにいることが我慢ならないようで不満が止まらない。カーターの顔を見つけ、「特にあの医者は絶対自分には近寄らせるな!妻を殺したんだ!」
およそ10年前、カーターが学生の時に亡くなった奥さんを担当し、その対応に傷ついたことを忘れていないのだ(前回の出演エピソードはER2-10、2-11、2-12、2-14)。しかし、カーターは最初、そのこともルバドゥー氏も思い出せないよう。ヘレエは覚えていた。ERではアビーが担当、手こずる。心臓ということで上からケイスン(!)とアンスポーがやって来て手術を勧める。本人もそれに同意。しかし、アビーは年齢や既往症から高いリスクが充分に説明されていないと感じ、患者の前でアンスポーたちに反論してインターンの分際でと怒りを買ったりする。
結局手術が前提の処置がはじまり、納得できないアビーは(スタッフの)カーターにしきりに相談しようとするが、彼は関わることを避けたがる。プラットとアビーが(手術準備の?)セントラルラインを入れている途中でルバドゥー氏の容態は急変。カーターが呼ばれ、パドルや心マッサージで何とか一命は取り留めるが手術は延期に。
カーターはアビーに自分が昔、氏の奥さんにしたこと正直に話す。学生だったし、ある意味仕方がなかったのだ。上から命じられれば従わざるを得ないし、同時に患者やその家族に嫌われたくないとも思う・・etc。「究極的には僕ではなくスタッフの責任だったんだよ」・・・。しかし、現在は自分がスタッフなのだと認識した彼は、ラストでルバドゥー氏の枕元を訪れる。昔のカーターの対応に怒りをぶつける氏に対してまず真摯に謝り、その後、心臓の治療法の選択肢やリスクについて丁寧に説明する。「僕は昔、あなたの奥さんの状況についてウソをつきました。でも今、あなたには真実を話しています」
スーザン。カウンティで終身在任権(テニュア)を得るための面接の日、不安&イライラで自宅でチャックに当たりぎみ。会議(面接)ではケリーやアンスポー、ケイスン、デュベンコたちに、論文の数が少ないなどと査定(?)されている。同じ日のもう一つの会議はチーフレジデント候補者の面接/審査。今度は選考する側にまわる。その日の対象はモリス、長々と退屈なプレゼンをする。ウィーバーはモリスがチーフレジデントになっても別にいいと思っているらしく、スーザンやルカたちは「ウッソだろ」的リアクション。
プラットはドメスティックバイオレンス被害者の女性(暴力に耐えかね、ケガを負いつつ自分も夫に発砲して怪我させた)を担当、患者の住所が以前会った「暴力防止プログラム」の魅力的な女性オリビアのカバー範囲と気づき、患者のケースにかこつけて彼女を呼び、仕事にかこつけて誘う。しょーがないわねーという感じで後で事務所まで迎えに来て、と彼女。ウハウハの(笑)プラットが指定の時間に行ってみると、団体のミーティングの真っ最中。カウンティERのドクターです、何か話してもらいましょう・・とはめられた(?)展開に。ミーティング後、団体の別のスタッフに「プラット?チャーリー・プラットと関係あるのか?」と聞かれてプラットは「ない」と答えるが、表情は一瞬で曇り、オリビアからの「デザートでも食べましょうよ」との誘いも断ってしまう。
前回アビーが担当した物乞いで生計を立てている老姉妹が再びERにやってくる。今度は熱やセキ。レイが担当。すぐ済む治療以上の検査などをしようとすると「もう帰る」と言い出して聞かず、ERにとどめておくのにひと苦労。スタッフのカーターがソーシャルワーカーを呼ぶよう指示、しかしその前に姉妹のめいが訪ねて来る。そして、一緒に住もうとずっと言っているのに聞かない、説得してくださいとレイに頼む。
シフト上がり!と帰ろうとしているレイ。カーターにあの姉妹はどうしたと聞かれ、めいと一緒に暮らせるようになりそうだから帰したと答える。ソーシャルワーカーはと問い詰められ「間に合わなかった」と告白。「スタッフ(上司)の指示に従わないとは」と怒るカーターに自分の非を認め、謝罪。
サム。仕事で小さなミスを連発したり、機嫌が悪かったりと様子がヘン。心配するルカには「大丈夫」と笑顔を見せたりはするものの、明らかにいつもの彼女ではない。その理由は、仕事帰りに浮かない顔で妊娠検査薬キットを買っていたことで明らかに。
ルカはDVカップルの夫や、「ストリートリュージュ」でケガをした少年、5人の子供たちが騒ぎまくる母親(そのうち何人かの子供分の薬を出している。しっしんや耳の感染症などそれぞれ違う症状)などを担当。
アビー&ジェイク。仕事場のアビーのところへやって来たジェイクは、医学部卒業後の進路のチョイスのひとつとして、サンフランシスコの病院のプログラムに参加し帰ってきたところらしい。カウンティかサンフランシスコか決めかねているよう。二人のムードは悪くないものの、アビーはその時ルバドゥー氏のケースで頭がいっぱい。
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(ビデオクリップ)
ニーラ
ルカなど