ER 11-20 "You Are Here"
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カーターはスーザンに「テニュアをゲットするのは君だけじゃないみたいだよ」と告げる。彼女はカーターが自分と同時期にポジションに応募していたとは知らなかった。
のちに、実はテニュアを得られたはカーターだけだという事実が判明。ウィーバーに「選考に落ちた理由を教えて」と詰め寄るスーザン。ドクターや教師役としては素晴らしいけれど、論文発表などを通じて病院にもたらす外部からの補助金(grant)などが全然足りない、というのが理由。結局はお金? スーザンは「新しい病棟を建てる小切手を切ればいいってわけね」と、カーターの最近の莫大な寄付に触れる。
カーターは自分だけが選ばれたことをスーザンから聞き困惑。ただ、これまでいろいろな補助金も獲得してきたし教えてきたし・・と、自分にはその資格があることも示唆。動揺しているスーザンは、「別にどうしてもってわけではないあなたと違って、これ(テニュア)は私が本当に望むものなの。ここ(カウンティ)でスタートしたしこれからもやっていきたい。あなたはここじゃなくてもいいように見えるけど・・」とぶちまける。家に帰り、チャックに慰められるスーザン。カーターは電話でケムに報告。
バスルームで、隠してあった未開封の妊娠テストキットを見つけてしまうルカ。サムはその後でキットを使ったらしく(?)、その日一緒に出勤する道中でルカに聞かれて「ネガティブ」だったことを告げる。ルカはそもそも、妊娠したかもということをサムが黙っていたのが不満。それに対し、サムは「私のことを言える?あなたは自分の過去や家族のこととか全然話してくれないのに」。
仕事中もずっと二人の緊張関係は続く。サムはルカとうまくコミュニケーションが取れていないと感じ、ルカはそんな彼女の詰問に「自分の感情を全部シェアする必要はないだろう」。スーザンに「プライベートを仕事に持ち込まないで。関係に問題があるならカウンセリングを受けるとか、それがイヤなら同じシフトには入らないで」と注意されたりも。帰り道、「なぜ? 自分達以外のことなら何でも話せるのに・・」とサム。ルカともども悲しげ。
モリスがチーフレジデントに。 ニュースを聞き、嬉しがっているのは本人だけ、周りはみんな「アンビリーバブル」状態。(ただし、スーザンが昇進を告げる時「試験(試用?)期間」があるようなことを言っていた)。
アパートのビルで爆発&火災、と複数のケガ人が運ばれてくる。カーター、スーザン、レイ、プラット、ルカ、モリス、サムと、ドクターたち総出で治療に当たる。ルカサムが担当したのは腕にヤケドの12歳の少女。両親は弟を連れて買い物、一人で留守番をしていたと言う。様子を見て家族関係に何か問題がと感じたサム。後にこの子は火をつけたのは自分だと泣きながら告白。母親が再婚して弟が産まれ・・で親にかまってほしかったのだと。火事は3人の死者と複数の重傷者を出すという取り返しのつかないものだった。
レイは「鎌状赤血球貧血」からの足の痛みを訴えるティーンエイジャーの少年患者をあてがわれる。この子は実際にはたいしたことがないのに痛み止めの(飲み薬などではなく)点滴を求めてERにしょっちゅうやって来る「レギュラー」として有名、誰も担当したがらない。いろいろな理由をつけてなんとかERに居座ろうとする少年をやっとのことで帰したレイ。しかし、夜、シフトを終えバンドのライブに急いで向かおうと病院を出たところで、時間をつぶしているこの子を見つける。「母親の彼氏がいるから、家には帰れない」のだと言う。理由を聞くレイ。重い口を開いた少年、レイは彼をERに連れ戻して入院させる。母親のボーイフレンドにレイプされていたのだ。
プラットは友達の誕生日パーティーに出るよう誘われている。忙しすぎてムリと断っていたけれど、しつこい誘いに折れて結局仕事の後で顔を出す。室内のパーティー会場から、男友達ばかり数人で外(どこかのスポーツグランドのスタンド)へと飲む場所を変えたところで、友達のひとりが銃を取り出して自慢する。プラットだけが「やめろ、しまえ」と言うが、その友達は街灯に向けて何発も試し撃ち。そのうちパトカーのサイレンが聞こえ、全員で逃げ出す。
ジェイクの姪の洗礼に出席しているアビー。カトリックの教会での儀式の後のパーティー、ジェイクの親戚軍団(大家族)からの「結婚したことあるの?」「子供いないの?」などなどの質問攻めに「カンベンしてよ」状態。