「カジュアルな付き合いでいいでしょ」(ER10-15 その2)
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~今夜は、明日は?と誘ってくるルカに、サム~
Sam:
Actually, I was thinking it might be a good time to take a break.
「実は、そろそろ一息ついてもいい頃かなって思ってて」
Luka:
What?
Sam:
You know, just take it slower. You know what I'm saying.
「えーと、ペースを落としましょうよ。言ってること分かるでしょ」
Luka:
No. I don't.
「いや、わかんないけど」
Sam:
We are not exclusive, right? We are just, like, dating or whatever.
No commitments, no strings, no co-parenting. Just keep it casual, OK?
「私たち、別にお互いが”オンリーワン”ってワケじゃないわよね? ただデートとか(何でもいいけど)、してるだけよね。 義務も束縛も、共同子育てもナシ、カジュアル(な関係)でいきましょうよ」(注:うまく訳せません・・・)
Luka:
...OK.
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サムの最後のセリフをオリジナルに忠実なまま自然な日本語に置き換えるのは至難のワザ!吹き替えでは「私たちって別に、誓い合った仲でもないし。お互いに拘束するのはやめて・・出たとこ勝負で」、意訳なのにも納得。(「出たとこ勝負」はナゾかも・・・)
・exclusive は直訳すると「他を入れる余地のない」とか「唯一の」とか、「独占的な」とか。私たちはexclusive、は、お互いちゃんと付き合っていて他の相手と同時進行なんてのはナシ、ということ。
・commitment は約束とか義務・責務、など。これもとってもマジメ・真剣な関係を表す場合に出てくる単語。相手にcommitment を求めると、重すぎるとか言われてダメになる場合があるので注意が必要(笑)。
・「共同」や「同等」を表す接頭語 co、プラス「養育・子育て・親をやること」の parenting
で co-parenting。別れたカップルが子供の養育に共同の権利・責任を、という文脈で使われる場合が多い。
・もともとは「ヒモ」とか「糸」のstring。そこから発展して「拘束」や「付帯条件」の意。ER9シーズン14話のエピソードタイトルだった "(with) no strings attached" (付帯条件ナシで)とか "pull strings" (裏で糸を引く・操る)など、なんとなくイメージの浮かぶイディオムあり。
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サム、ちーとヒドくないか? この時の彼女の表情を深読みすると、これが本心なのではなくて、順調すぎる関係が逆に怖くてガードを張っているというふうにも見えるけれど。