ER12-02 "Nobody's Baby"
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ローラ・イネス(ウィーバー)演出のエピソード。
シェリー・ストリングフィールド(スーザン)がオープニングクレジットから姿を消す。
12-1にフツーに登場していたのが最後だったよう。降板を説明するようなストーリー展開は一切なし。
クルマの小さな事故、怪我はなかったものの、その衝撃で予定より早くお産が始まった若い女性のケースがメイン。レイが主に担当する。この女性は「代理母」で、出産を依頼した「生物学上の両親」夫婦も駆けつける。お腹の赤ちゃんは逆子で、足が先に出てしまった。患者は自然分娩にこだわり、手術はイヤだと拒むが、危険があるので帝王切開をと説得するレイや(久々の登場)産科のコバーン先生。しかし本人の強い意志は尊重せざるをえない。レイは最後まで必死に説得するが、結局自然分娩で生まれてきた赤ちゃんは、頭が出るのに時間がかかって酸素が不足し、脳に重い障害が残る結果に。帝王切開に応じるよう頼み続けて(&半ば脅しても)いた依頼者夫婦は、苦渋の表情ながら「障害のある子供を頼んだわけではない」と去ってゆく。代理母の女性も、自分の子供とは考えていないと言っている・・と、赤ちゃんに付き添うレイ。「この子は今日一日大変な思いをしたんだ。人生最初の夜を一人ぼっちで過ごすのはかわいそうじゃないか」
病院にプラットの父親(ダニー・グローバー)がやって来る。以前(注;11シーズン最終話)自宅を訪ねたプラットを息子と気づかなかったことを詫び、今の自分の家族の話をする。プラットは「ただ自分の目で(父を)見てみたかっただけだ。もう会う必要はない」と拒絶。しかし、助けることができなかった女性の重傷患者の娘の「私と母はもうずっと仲がこじれていた。お互い、相手が非を認めて謝るのを待っていたのね。これで私が勝ったことになるのかしら」の言葉で、勤務後、異母きょうだいとなる弟チャスの水泳の試合(父親が来た時、教えていた)を見に行く。その後、弟、妹、そしてその母親である父親の奥さん・・という現在の父親の家族と対面。プラットの存在を全く知らされていなかったという家族達は驚く。
「2,3週間クロアチアに帰って父に会って来ようと思うんだ。お互い、しばらく離れて考えてみるのはどうかな」とサムに言うルカに、彼女はもう自分とアレックスの新しいアパートを探していると告げる。「・・これで終わり?」とショックなルカ。仕事中、アビーに「どうしたの?」と聞かれ、サムが出て行くんだ、コミュニケーションの問題だったのかな・・と打ち明ける。アビーは「ありがと。昔、私たちがうまく行かなかったのは自分のせいだとずっと思ってたけど、これであなたが悪かったんだってわかったわ」と冗談を言ってルカを和ませる。
アビーは、ショッピングモールで倒れていた10歳ぐらいの少年の症状の原因を、断片的な情報を突き合せ、推理して突き止めるなど活躍(代謝系のトラブルだった)、ニーラとも相変わらずのいいコンビ。
アビー、ニーラ、レイの「R2(レジデント2年目)」トリオがインターンの指導を任されるパターンも続く。ERで何かわからないことがあったら、と女性インターンにそれぞれが与えたアドバイスが・・
レイ:「分かるフリをしろ("Fake it")」、
アビー:「質問しなさい("Ask")」、
ニーラ:「自分で調べるのよ ( "Look things up yourself")」
・・・混乱するかわいそうなインターン(笑)。
(ニーラファンページのクリップ2番がこのシーン)
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視聴率速報記事;
ロイター、Zap2it
もちろん(笑)、裏の "Without A Trace " より下だし、視聴者総数も前回のプレミアより微妙に減っているような。
ビデオクリップなど;
ルカ (ページ下部、キャプチャの下に4本分のリンク。期間限定だそう。2番がネタバレを知った後にはついつい深読みしたくなるルカ&アビーシーン。12シーズンのプロモビデオに使われたルカの犯罪的に魅力的なほほえみシーンはここだったのだ)
ニーラ
(メモ)
プラットの弟・チャス役サム・ジョーンズ三世は "Smallville" (「ヤング・スーパーマン」) のピート役で知られる。