新エピソードを演出したポール・マクレーン(ロマノ)インタビュー記事
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新エピソード、ER12-13 "Body and Soul" の演出(監督)を担当した元・ロマノことポール・マクレーンのインタビューがTVガイド誌のサイトに掲載されている。
活字媒体でも、この人の「肉声」は久しぶりで嬉しい。最近は演技より演出業に忙しいようで、ERの今シーズンは第4話に続き2度目。
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「脚本をもらうたび、『うわ~、これをどうやって撮ろうか』と思う。『スタート!』の合図で全員がいっせいに演技してくれるような感じだったら楽だろうけど、実際はそうはいかない。(出来上がりが)そんなふうにシンプルに見えたら、それは上手い演出ってことだけどね。今回のエピソードはそういう意味でも大変だった。多くのシーンがベッドの周りで静かに展開して、(トラウマ(治療)シーンの)エネルギッシュなテンションがずっと続くというわけにはいかなかったから」
「(筋萎縮性側索硬化症((ALS))のアビーの恩師役でゲスト出演した)ジェームズ・ウッズのようなすごい俳優との仕事は、エキサイティングな一方で怖くもあり、とても光栄だった。自分も割にいい俳優だとは思うけど、あそこまで天才的な("genius")ものはない。彼が ”場外ホームラン”級の演技をし、他のキャストたちを同じレベルまで引き上げてくれるのは素晴らしかった。(ウッズや過去のゲスト、サリー・フィールドやアラン・アルダなど)あのクラスの人たちが来てくれると、毎週番組に出ている俳優たちには非常に刺激になるんだ」
「最近は演出の方が忙しくて、俳優の仕事のオファーを受ける時間的余裕がないんだよ。今は "Law and Order:SVU " (NBC) を撮っているし、その後は "Close to Home" (CBS)が待っている」
「自分の降板後に何人か新人が加わって、現在の番組は ”次世代ER” という感じがする。顔ぶれを入れ替えていっても不自然にならない設定はERの強みだと思う。面白い新キャラクターを投入できれば、ストーリーも作りだしやすいだろう」
「ロマノ役は楽しかったよ。あの歯に衣着せぬ物言い・・。彼の視点からの ”真実” をずばずば口にして。そして時には人間的な部分や正しい主張もあったりね」
「自分は ”気持ち悪い” シーンと縁があるようだね。『ロボコップ』では溶けてしまったし、他にも粉々に吹っ飛ばされたり、ドアを通り抜ける時に背骨が折れた(?)こともあるよ。ERではもちろんヘリコプターだし、16才の頃に出た劇や『X-ファイル』では首をはねられたし・・・。まあ、そんなことをあまり深く考えはしないけどね!」