ER 11-4 "Fear"
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前回エピソードでカーターが頼み、彼女が執刀した(と思われる)HIVポジティブの患者同士の臓器移植が問題となる。近い将来に合法化される可能性濃厚だが、現時点では違法な手術。処分を決定するためのアンスポー、ケイスン、ケリーらシニアなドクターたちとのミーティング(聴聞会?懲罰委員会?)で自分の意見を述べるが「違法は違法」といわれる。
会議の結果をケリーから告げられる。テニュア(終身在職権)は失うが、病院には残れるというポジションがオファーされる(「クビにしろという人もいたけど私(ケリー)頑張ったのよ」)が、断る。最後にカーターを川岸の遊歩道に呼び出し、カウンティを辞めることを告げる。二人とも泣きそう。「マークを失い、多くの友は去り、私や娘をここに引き止めるものはもはやないことはずっと分かっていたのだけど、前へ進むのって難しいでしょ。でも今回の件や娘、新しいドクターのおかげで状況がよく見えた」。みんなに別れを言わないのを謝っておいてねとカーターに頼む。「何か伝言は?」に "Tell them it's been lovely (素晴らしい時を過ごせたと伝えて)" が最後のせりふ。そして、道路への階段を上ってゆく後ろ姿がエピソードのラスト。冒頭、ほんの少し出たエラ役は、先シーズンとは違う子役に。
会議の前には、手術をプッシュしたのが自分なのでとカーターがエリザベスをかばい、自分も出席できるようケリーに頼むシーンも。しかし、ケリーはそもそも現在の彼の状態が大丈夫なのか(子供を失ったトラウマ、ヤク中ということに変わりはないetc)に疑問を持っている。
スーザン仕事復帰。妊娠中にオファーされてその時は断ったポジションはまだある?とケリーに尋ね、それをゲット(チャックが主夫をやる?)。新しいER部長だ。しかし、管理職は何かと忙しく面倒な仕事も多く、ぶーたれる。
幼い姉妹がアパート3階の窓から転落する事故。母親(と兄)がパニックの現場へ救急車乗り当番のアビーらが駆けつける。「暴力を振るう夫が家に押し入ってこようとして・・」と取り乱している母親。カウンティへ運ばれ、カーター、アビー、ルカ、サム、エリザベス、プラット、レイ、デュベンコらが懸命に治療にあたるが、ひとりはER、もう一人もORで命を落とす。
やがて、兄がプラットに打ち明けた話や警察の捜査から、夫は既に死んでおり、家に押しかけてきたというのは母親の幻覚と判明。その幻覚でパニックとなり、子供を「逃がす」ため窓から飛び降りるよう強要したのだった。我に返り、呆然とする母親。まわりもみなやり場のない思い。この事件の担当として初登場が、ソーシャルワーカーのウェンデル(メッチェン・エイミック)。
登場以来、異常に神経質な態度が強調されていたインターンのハワード。とうとう子供(上の事件)の治療中に完全に切れ、シフト後にロッカーを片付け出て行ってしまう。アビーが説得しようとするが耳を貸さない。ただでさえ人員不足なのに医者が一人辞めた?! とあ然の新部長スーザン。早急に代わりを探すがとんでもない候補しか見つからない。・・・病院向かいのジャンボマートでレジを打っているニーラ(注:なんと好都合な!)に、カウンティでレジデント(インターン)をやるよう説得。ニーラ、少々逡巡するが承諾。
チェンが少し登場。足のギブス(1話の交通事故)をプラットに外してもらう。お父さん(10シーズンで中国旅行中に交通事故、以来痴呆の状態)の在宅看護が大変だと漏らす。
レイやルカは治療シーンはあるものの出番は少ない。ルカの登場時間はカーターやアビーの十分の一(?)だ。彼はサムに、一緒に住む話、決心してくれた?と聞いている。考え中、とサム。しかしムードはいい感じ。
確か来週は再放送で新作の放送はなし。